水を得た魚

34歳にして発達障害(ADHD)診断を受けたけど、人生を楽しむことはあきらめない元応援団長のブログ

「こんな飲食店には行きたくない!」と思う店の特徴を3つ同業者目線で考えてみた

スポンサーリンク

普段、店で料理しているからか、休みの日はまったく料理をしません。

今の部屋に引っ越して5年になるけど、お湯しか沸かしたことないもんね。

 

なので休みの日は外食。

趣味と勉強を兼ねて、おいしそうな店を探索するのが休みの日の楽しみとなっております。

 

でもねぇ。

自分が飲食店やってると色々なことが気になっちゃうんですよ。

ちょっとした盛りつけのバランスとか、スタッフの動きとか、店の衛生管理具合とか。

こらもう職業病ってやつですわ。

 

気にしすぎるとメシがおいしくなくなるので、だいたいのことは笑って受け流すようにしてるんですが、それでもどーしても、許せないことがあります。

今回は同業者目線で、もしこんな店に出会ってしまったら2度と行かない!と固く心に誓わざるを得ない店の特徴を3つあげてみました。

お店選びの参考にどうぞ!

 

 

1.挨拶が無愛想

店に入った瞬間の

「いらっしゃいませ!」

の声が小さかったらもう帰りたくなっちゃう。

 

今まで1番ヒドイのだと

「あ、なんですか」

って言われたことある。

 

客に決まっとるやろ!

 

1000歩ゆずって店内が満席で忙しいんならまだわかるけど。

暇そうな店ほど挨拶ができない。

 

人間同士でも第一印象ってめっちゃ大事やん。

店でも一緒なんよ。

第一印象悪い店はだいたい中身も悪いです。

 

だって、お客様が来てくれてうれしいっていう気持ちがないんだから。

たかが「いらっしゃい」だけかも知らんけど、お客様には気持ち伝わります。

めんどくさいなって思ったら、料理にも接客にもぜーんぶ出ちゃうんですよ。

 

お客様が来てくれてうれしくないんだったら飲食店やる意味ない。

自分たちの給料は会社から払われてるのかもしれんけど、もともとはそれ、お客様が払ってくれてるもんやからね。

時間分だけ動いて給料もらおうと思ってるようなやつがやってる店には行きたくありませんなぁ!

 

2.冷めている・温くなっている

暖かい料理は暖かいうちに出す。

冷たい料理は冷たいうちに出す。

 

料理はできたてが最高にうまくて、あとはどんどん悪くなっていくだけです。

どんなけ高級な肉のステーキでも、冷めたら硬くなるし脂がギトギトしてしまう。

冷めてもうまいなんてものもあるけど、マシってだけで、暖かい方が絶対的においしいに決まってるもんね。

 

あと、忙しい飲食店でありがちな、食器洗浄器で洗い立ての熱々になったさらにサラダとかデザートとか盛り付けるパターン。

皿の温度が食材に伝わって温くなってしまっている。

サラダなら初っ端、デザートなら最後に食べることが多いのに、そんな皿で出されたら印象悪いでしょ。

 

乾杯ビールを熱々のジョッキに注いでくるような店はやる気ないんですかね?

 

料理には適正温度があって、お客様の口に入る時間まで計算してやらないと、最高のおいしさにはならないんですよ。

どれだけ高級食材使おうか、料理の腕がよかろうが、タイミングを外してくる店は残念やなぁと感じてしまいます。

 

せっかくおいしそうにできあがっているのに、ホールスタッフの手が足りなくてカウンターに放置されている料理があったりすると自分で運んでやりたくなる。

ちゅうか、どうせ料理作っても運べないんなら厨房スタッフが料理提供手伝ったらええやん!

 

3.意味がわからないまま待たされる

さっきの話とも関連するんですけど、飲食店にとって「遅い」ことはあらゆる場面でマイナスになりやすい。

「あえてゆっくり」やるのと「遅い」のでは全然意味が違うからね!

 

特に最初の注文がいつまでたっても出てこないとか最悪ですわ。

こっちは喉が乾いてるし、腹が減っとるんですよ。

1秒でも早く何か口に入れたい。

 

おしぼりだけで何分ねばらすねん!

 

せめて遅れるんなら一言かけてくれよと。

どうしようもないトラブルとかもあるやんか。

以前営業中に、ブレーカーがぶっ飛んで厨房機器が一切使えなくなるという経験があったんですけど、その時もすべてのお客様に事情説明と謝罪に回ったことがありました。

それでお帰りになられるというならもう仕方のないことです。

待っていただけるなら、復活した瞬間全力で巻き返してやればいいんです。

 

お客様からしたら、意味もわからないまま待たされるのが1番のストレス。

もしかして忘れられてるんじゃないか、とか不安にしかなりません。

 

お客様の流れをコントロールできず、キャパオーバーになっているお店とかたまにあるもんね。

その日の売上だけはなんとかプラスかもしれないけど、長い目で見ればマイナスでしかない。

まともな接客もできないし、料理も遅いし、悪評を垂れ流しまくるだけですから。

 

100人のお客様を迎えて50点の仕事しかできないなら、60人でいいから80点の仕事した方がいい。

目先の利益ばっかり追って、お客様のこと見てないような店は絶対につぶれるで!

 

まとめ

色々と書いてきましたが、根本はひとつ。

印象の悪いお店ってお客様のこと全然見てないんですね。

 

自分たちのことしか考えてないから、自分がされたら嫌なことを平気でやっちゃう。

そんな店には2度と行きたくないし、やりたくない。

 

元気な挨拶で迎えてくれて、熱々の料理を、すぐに出してくれたら、それだけで満足できるもん。

当たり前のことだけど、これをいつでもやれてる店って少ないんじゃないかなぁ。

 

お客様の立場に立って考える。

考えてもわからないなら自分がお客様になってみればいい。

飲食店だからって料理のことばかり勉強しててもダメなんすよ。

お金を払ってくださるのはお客様なんだから、お客様の気持ちがわからないヤツは飲食店で絶対に成功しない。

 

だから店の後輩には「自分の金でメシ食いに行け!」と教えています。

それも自分の店よりなるべく高い店に。

身銭を切って食事をすることで、「どうせ金払って食べるならなんかしら吸収したろ」という気持ちにもなります。

良いところは盗んで、悪いところは反面教師にする。

 

お金をいただいてんだから、誠実にお客様と向い合えよっちゅう話です。