水を得た魚

34歳にして発達障害(ADHD)診断を受けたけど、人生を楽しむことはあきらめない元応援団長のブログ

ADHDと生きていくためにボクが大切にしている5つのこと

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ADHD(発達障害)の診断を受けて半年ほどが経ちました。

病院で先生に相談したり、本を読んだり、当事者の方に話を聞いたり。

自分なりにこれからの行き方を模索し続けた半年間でした。

 

正直、今はかなり生きやすくなってきたなーと感じています。

 

我ながらゼロからのスタートだったのに、よくやれてる方やんね。

今思えば、診断を受けてすぐに考え方を切り替えられたのがよかったのかも。

 

何をするにしても、考え方次第で結果や結果の受け取り方は全然変わってきます。

ADHDと向き合っていくには、まずスタンスが重要。

 

今回は診断を受けてからの半年間で、ボクが大切にしてきたことを5つにまとめました。

あくまでボク自身のスタイルですが、生きづらさを抱えている人の参考になればうれしいです。

 

1『どうにもならないことは諦める』

どうにもならないことは、どうにもなりません。

いつまでも悩んでいてもずーっとしんどいまま。

それならさっさと諦めて、次に進んだ方が何かしら変化を起こすことができます。

 

もちろんそんなに簡単には諦められないこともあるとは思います。

そんな時は、とりあえず、横に置いておいて。

やれることからやっていけばいいんちゃうかなぁ。

また別の方法が見つかるかもしれないしね。

 

ボクは診断を受けた瞬間に、働いていた会社で成功するのを諦めました。

飲食店の店長をやっていたんですけど、即辞退。

減給やクビになるのも仕方ない覚悟で上司に報告しました。

店長という立場は失ってしまったけど、気分はめっちゃ楽になりました。

 

2『できないことは頼りまくる』

苦手なことはなかなかうまくできないんだから、自分でやろうとしても周囲の人に迷惑をかけてしまいがち。

それなら、できないことまで自分でやろうとせず、人に頼ったり、便利な道具を使う方がいい。

 

真面目な人ほど全部自分で抱え込んで追い込まれてしまいます。

まずは、自分の中でできることとできないことの線引きをしっかりやってみてー。

初めは特に甘めのラインで構いません。

 

90%自信があることだけに集中して、他のことはやらない。

その代わり、できることはめっちゃがんばる!

やってみてもうちょっといけそうなら、少しずつやる範囲を広げていけばいいんです。

 

ボクは苦手な計算はエクセル表で自動計算にしてるし、大人数は手に負えないので他のスタッフに任せて、少人数のお客様のみ接客するようにしています。

目の前のお客様にさえ集中させてもらえれば喜ばせられる自信があるんで。

 

3『「ごめんなさい」と「ありがとう」をちゃんと伝える』

できるできないを分けてしまうと、どうしても本来ならやるべきことも他の人にお願いすることになります。

得意不得意の差が激しいので、普通の人からしたら「この程度」みたいなこともできなかったりする。

そんな時はちゃんと自分の特性を説明してお願いします。

 

自分の仕事もあるのに迷惑かけて「ごめんなさい」

でも、おかげでめっちゃ助かってます「ありがとう」

 

気持ちを言葉にするのって大切。

どれだけ仲が良くても言葉にしないと伝わらないもんです。

今更、恥ずかしがっても仕方がないし、思いっきり言うたったらええねん。

 

初めは職場の人間関係がギクシャクしてしまうこともありましたが、続けているうちにみんな少しずつ受け入れてくれるようになりました。

 

4『人生のあらゆるものを好きなことで満たす』

基本的にしんどいことが多いので気分が落ち込みがちになります。

そんな時でも、好きなものに囲まれていたらちょっとは気分が楽しくなりません?

 

使い慣れた道具、お気に入りの服、大好きな音楽。

とにかく自分の身の回りを大好きなもので満たしていく。

ものだけじゃなくて、気の合う友達としゃべる。

行ってみたい場所に行く。

夜になれば気持ちよく布団で寝る。

 

24時間あらゆるところに大好きなものを詰め込んでいけば、自然にテンションが上がってくるもんです。

気分が上向けば、調子も安定してきて、動きやすくなってくるはず。

 

5『ありのままを受け入れる』

実は結果に良いも悪いもないんです。

結果は結果。

判断をしているのは自分の感情。

結果の意味を決めているのは自分自身なんです。

 

今日はこんなことができたけど、あれはできなかった。

それでいいんです。

じゃあ、明日はあれをがんばればいい。

できたことは自画自賛して、できなかったことは次の目標にしてあげる。

その繰り返し。

 

まずはありのままに結果を受け入れて、現状できることにベストを尽くす。

ゆっくり、発達していけばええやんねー。

 

毎日、笑って過ごしてますか?

こんな調子で、半年間、無理せずやれることやってきました。

無理したっていいことない。

カッコつけず、地味でもいいから穏やかに、やるべきことを淡々とやる。

 

余裕が出てくれば、できることも増えてくるから。

焦らず自分のペースでやったらええやん。

どうせ、他人のペースや基準になんか合わせられないし、それができたら障害になんかなってないやんね!

 

大切なのは、毎日笑えてるかどうか。

もし笑えてないなら、どこかで無理している証拠です。

 

人の目なんか気にしなくてよし!

他人は色々言ってはきますが、助けてはくれません。

自分のことは自分で助けてあげるしかないんです。

 

まずは、自分のことを色んなシガラミから解放してあげるのが、発達障害と付き合っていく第1歩になるってことなんちゃうかな。

 

ちなみに、ボクの現在(2018年6月)の状況は

・正社員フルタイム勤務

・精神障害手帳3級取得済み

・薬は使わず、認知行動療法が中心

 

まだまだ、試行錯誤の連続ですな!