ウチの店がお弁当をやめた理由
どうも! 肉屋六角(@rokkakujizo)でございます!
今月から始めた牛丼弁当ですが。
やめました!
展開早っ!
行き当たりばったりに感じるかもしれませんが、ちゃんとした判断の上でのことです。
引き際を決断することの難しさ
決断には3つのパターンがあります。
1つ目が「やる」
2つ目が「やらない」
そして、3つ目が「やっていることをやめる」
1つ目と2つ目はわりと分かりやすいんですよ。まさに「やる」か「やらない」か。決めてしまえば終わり。あとはどうしていくかを考えればいいだけです。
問題なのは3つ目。「やっていることをやめる」引き際を判断するってことですね。
始めの2つと違って「やっていることをやめる」には色々な要素が絡んできます。やり始めたからには金も時間も人も動き始めている。それをやめようってんだから、それなりの説明もいるし、場合によっては謝罪しなければならないかもしれません。
だから本当は違うなと思いつつも、なんとなく続けてしまうことになる。これが1番アカンことなんです。
多少嫌な思いをすることもあるけれど、気付いた時点でやめておけば被害も小さくて済むし、長い目で見れば絶対にプラスなんですよ。
切り替えの早さは強力な武器になる
今回のお弁当の件はまさにこれ。
そもそもは食材のロスになっていた部分を商品化できないか、というところから始まっています。
お弁当をやりながらも、他のやり方を試していたら意外とすぐに見つかっちゃったというだけの話。
これを、やり始めたんだからもうちょっとやってみよう、なんてやっていたらもう遅い。
特に準備から何からやっていた本人はせっかくここまでやったんだから、という気持ちがあるのでなかなか引き際を見極められないんですね。
でも冷静に考えれば、お弁当をやることが目的ではない。食材のロスが減ればやり方は何でもいいわけです。
それなのに本来の目的を見失って、さらにいい方法が分かっていながら、古い方法に固執してしまうのは自分の首を絞めているだけ。
こだわりと固執はまったく違うんで。
切り替えが早いっていうのはそれだけで強みになるんです。
少なくともウチのオーナーは切り替えるのめっちゃ早いです。それがあったから競争の激しい東京飲食業会の中で生き残ってきたんやと思います。
何事も経験や。やってみなわからへん!言うて笑ってます。
いやホンマ、勉強になりますわ!
今日の一言
「前進も撤退も全速力で!」
まいどおおきに!