水を得た魚

34歳にして発達障害(ADHD)診断を受けたけど、人生を楽しむことはあきらめない元応援団長のブログ

サラリーマンとフリーランスどっちがいいの?金谷「まるも」で考えた自分を生かす働き方

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まいど!

サラリーマン生活11年目の六角人@団長P(@rokkaku_danchop)です!

 

ボクが就職した10年ぐらい前って「就職する=サラリーマンになる」というイメージでした。

 

・大学まで出て就職もせずにブラブラしてるようなやつは負け組。

・フリーランスなんていう働き方は、サラリーマンで結果出した才能ある人が独立してやるもの。凡人が夢見てんじゃねえ!

・フリーターを続けていたら両親から就職へのプレッシャーがハンパない。

 

ようするに、サラリーマンになることが一人前の大人になること、みたいな感じでした。

しかし今では、サラリーマンだけが働く方法じゃないと考える人が増えてきています。

 

例えば、千葉県金谷にあるコミュニティスペースまるも

ここでは年に数回「田舎フリーランス養成講座」というものをやっています。

田舎で生活コストを下げながら、webスキルなど個人でも稼げるスキルを身につけて、好きな場所でやりたいことをやれるようになる!を目標にした講座。

 

この講座の受講生を中心に、金谷ではフリーランスで働いている人が多いらしい。

ボクも来年には独立するので、実際にフリーランスで働くってどういうことか感じてみたい!

 

ちゅうことで、2日間金谷まるもに滞在。

いろんな人と話したり、体験しながら働くということについて改めて考えました。

 

結論からいうと、サラリーマンとフリーランスのどちからいいとかない。

働き方はその人が本当にやりたいことを実現するための手段ってこと!

大切なのはその先に何があるのか!

 

 

フリーランスってなんや?

そもそもフリーランスの定義とは

フリーランス(英: freelance)は、特定の企業や団体、組織に専従しておらず、自らの才覚や技能を提供することにより社会的に独立した個人事業主もしくは個人企業法人である。

引用:Wikipedia

ざっくり言っちゃうと、サラリーマンじゃなければみんなフリーランスってことやね。

フリーランスっていう資格があるわけでもない。

たとえばボクが今、会社を辞めて「フリーランスです!」って言っちゃえばなれる。

 

ということは、フリーランスといってもやることがなければフリーターと変わらない。

独立するならそれなりの覚悟と努力がないとなぁ。

少なくとも、やりたいことがあるわけでもないのにフリーランスになっても、生きてくだけで精一杯になりそう。

 

ボクも10年以上サラリーマンやってるので、いろんな働き方の人に会って来たし、それなりに社会の酸いも甘いも経験してきたつもり。

そんな人間から見た、フリーランスとサラリーマンのメリット・デメリットを考えてみました。

 

フリーランスで働くメリット・デメリット

まずはフリーランス。

メリット1:場所と時間にとらわれない

フリーランスで最強のメリットは好きな時間に好きな場所で働けること。

パソコンですべてが完結するような仕事にしてしまえば、本当に縛られることがなくなる。

在宅はもちろん、長期旅行中だってネットがあれば仕事ができます。

 

極めていくと、遊びと仕事の境目すらなくなって、生きることそのものが仕事になるという確変モードに突入する。

 

メリット2:働く相手を選べる

仕事をしていく上で問題になりがちなのが人間関係。

フリーランスの場合、基本的には働きたい人と一緒に働ける。

もしうまくいかなかったとしても、雇用関係を結んでいるわけではないので、スパッと切れる。

 

現実的には、相手に必要性を感じてもらわない限りは仕事は続かないので、実力がないと選んでる余裕ないよね。

そこらへんは厳しい世界。

 

メリット3:自分の実績がそのまま収入になる

働いて結果を出せば出すほど、それがそのまま収入になる。

サラリーマンの場合、どれだけ結果を出したとしても給料に反映されるまでにはどうしても時間がかかる。

下手すると、変わらないことだってある。

会社の中では好き嫌いや相対的な評価にしかならないからねぇ。

 

最低限の生活費さえ確保できているのであれば、働かないっていう選択ができるのもフリーランスの強み。

今月は休んで、来月めっちゃ働く、なんて仕事のペースが調整できるのはありがたい。

 

デメリット1:自己管理ができることが絶対条件

すべてを自分で決められるフリーランス。

ということは自分で決めない限りは何も始まらない。

会社と違って誰も管理してくれないんだから。

 

仕事や私生活、時間、お金などあらゆるものを自己管理できなければ生活すら危うい。

基本的に人間はサボりたい生き物。

夏休みの宿題を最終日に全部残しちゃうタイプの人間にはつらいのかも。

 

デメリット2:何があっても自己責任

もし、仕事で大失敗して信用を失ったら。

もし、事故にあって働けなくなったら。

もし、自分の不注意で大きな損害を出してしまったら。

 

その瞬間、収入はゼロになってしまいます。

サラリーマンであれば、犯罪でもしない限り仕事の失敗は会社が責任を取ってくれるし、怪我や病気で入院することになっても保険があるので生活は送れます。

フリーランスをやるなら、最低限のライフラインは自分で確保しておかないと、誰も助けてくれないかもしれない。

 

サラリーマンで働くメリット・デメリット

次にサラリーマン。

メリット1:毎月一定の収入がある

毎月の収入が安定していると、未来の計画が立てやすくなります。

もらった給料をどこにどれだけ投資していくかぐらいはサラリーマンでも自分で決められることなので。

 

また、給料が異常に低い会社や無計画な浪費をしない限り、生活に困ることもありません。

福利厚生もあるので、うまく利用すれば給料以上のメリットを受けることもできます。

 

毎月の生活を安定させつつ、将来に向けてコツコツと投資できるのがサラリーマン最強のメリットですね。

 

メリット2:ひとりではできない大きな仕事ができる

サラリーマンは会社の影響力を使って仕事をすることができます。

おかげで個人では不可能な金額や人数を動かすことも。

他の会社との交渉もしやすいし、ひとりでやるより何倍も早く多くの仕事を進められます。

 

飲食の場合でいうと、個人で六本木や銀座に店を出そうと思うと時間もかかるしリスクもでかいのですが、会社なら物件さえあれば今すぐにでも店は出せます。

国家規模のプロジェクトをやりたい!みたいな壮大な目標がある人もやはり組織に属していた方が話が早いやろね。

 

メリット3:社会的信用がある

フリーランスという働き方が広まってきたとはいえ、まだまだ日本ではサラリーマン至上主義が強いです。

どれだけ稼いでいる人でもフリーランスというだけで信用されなかったりみたいな話はざらにあるらしい。

 

サラリーマンというだけで一人前扱いされやすいのは事実。

クレジットカードやローンなどのお金関係。

部屋を借りる時など。

とりあえず、サラリーマンであればあっさり承認してくれます。

 

実際の仕事内容はどうであれ、サラリーマンという肩書きそのものが信用を高めるためには効果的な場面は多いです。

 

デメリット1:個人の意志より組織の利益が優先

どれだけすばらしいことであっても、会社の方針とズレていれば実行されることはありません。

時には個人を泣かせたとしても、会社の利益を優先する。

うまく自分と会社の方向性を擦り合わせていくことはできるけど、どこまでいっても100%自分の意志が通ることはないかもしれません。

 

でも、これは仕方がないこと。

だって会社は自分じゃない誰かが作ったものだし、会社に所属する社員全員を守らなくちゃいけないんだから。

 

どこまでは許せて、どこまでは許せないのか線引きははっきりしておかないとサラリーマンでいることがつらくなってしまうやろね。

 

デメリット2:他人のために時間を使いがち

立場が上になればなるほど、自分以外の人間のことまで気にする必要がでてきます。

新人の教育や人間関係の調整、懇親会や打ち上げなどの業務外での付き合い。

思ってる以上に時間を取られているもんです。

 

チームのために必要なことばかりですが、自分のことだけを考えれば無駄に思えることも多いです。

長い目で考えると、自分に返ってくることも多いのでおろそかにはできません。

けど、自分の時間も確保していないと、毎日が他人に振り回されて1日が終わるなんてことにもなりかねないので、ほどほどにしておくのがいいっすね。

 

本当に大事なのは自分が何がやりたいか

フリーランスとサラリーマンについて自分なりにまとめましたが、どっちもメリット・デメリットがあって当たり前。

表裏一体みたいなもんで、どちらが優れているとかいう話じゃない。

 

正直、今までフリーランスという働き方に違和感があったのですが、今回の金谷滞在でその理由がはっきりわかりました。

 

つきつめていくと、フリーランスそのものというより、「サラリーマンが嫌だからフリーランスになる!」っていう考え方が馴染めなかったんです。

「東京に来たら何かが変わると思って上京しました」みたいなやつに近い。

 

環境が変わるから自分が変わるんじゃなくて、自分のやりたいことをやるために環境を変えるんや。

何かやりたいことがあって、そのために気づいたらフリーランスになってた、みたいな方がしっくりくる。

 

サラリーマンであれ、フリーランスであれ、自分がやりたいことを実現するための手段でしかないんです。

やりたいこともないのに、なんとなくやってるだけじゃあ、意味ないよなぁ。

 

バランスをとることで互いのメリットを生かす

やっぱ最強なのはサラリーマンをやりながらフリーランス的な活動もすること。

複業ってやつですな。

 

それぞれのメリットとデメリットのバランスをとりつつ、自分の目的に最も近づく道を探っていく。

どちらかだけ、じゃなくて、どちらもやることで相乗効果が生まれる。

 

ボクの場合は飲食店で働きながらブログなどwebを使った活動を2年ほどやってきました。

日々の仕事で経営のことや食をテーマについて色々と挑戦さえてもらってます。

基本的には店での仕事が多いですが、webを使うことで、今までになかった同業者とのつながりや、お客様に出会うことができました。

営業以外にも出張で肉会を開いたり、イベントに参加したり、サラリーマンで身につけたものを店の外で生かす機会も増えました。

 

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現状だと、サラリーマンで堅実にやっていることを、フリーランス的に加速拡大させるっていうイメージですな。

 

まとめ

サラリーマンとか、フリーランスとか、ホンマどーでもいいんすよ!

 

「自分はどうやって生きて、何を実現したいのか?」

 

まずはこれをはっきりさせること。

その次に初めて働き方を決めればいい。

 

ボクは来年、フリーランスになります。

さっきまで、サラリーマンとフリーランスの兼業が最強って言ってたのになんですが。

そろそろサラリーマンでいるデメリットが大きくなりすぎているので。

でもまた、会社でやった方がいいと思えばサラリーマンに戻るし、もしかしたら自分で会社を立ち上げてしまうかもしれない。

 

先のことはやってみないとわからないし、肩書きにもこだわってないので、その時にベストだと思える選択をしていきます。

すべては「うまいもんは人を幸せにする」っていう信念を体現するため。

お金も稼いで、ハッピーに生きて死ぬ。

 

それだけやな!

 

たった2日間の金谷滞在ですが、本当に色々な気付きがありました。

まだまだ学べることはありそうなので、これからも月1ぐらいでまるも行きたいなぁ。